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生存報告になりつつ、Photoとか読書メモとか日々のこと。
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昨日、映画監督(……いや、作家と言った方がぴったりくるね)の今敏さんが亡くなりました。
訃報を知った時はバタバタしていたので、一言、書き込みするだけで終わっていたのだけれど、旦那さんから最後の日記の話を聞いて、お子様昼寝の間にツイッターと合わせて読んでいました。

今敏監督の作品は、凄く好きかといわれると悩むのに、映画は必ず観に行っていました。
「東京ゴットファザーズ」のラストに涙し、「千年女優」の一途さにやっつけられ、「パプリカ」のかっこよさに音楽CDを一日中リピートして過ごしていたことがありましたよ。
最後の最後まで、作家だったんですね。
そのツイッターの中で―― 「どうして最近の映画って、やたらとカメラを振り回すのか。」 の一言があって、うんうん、と思わず頷いてしいました。
カメラの動きが早いとスピード感があるように見えるけれど、何を見せたいのか分からなくなってくる。テーマが見えにくくなってくる。観終わった後にどっしりと残るものがなくて、寂しいの。

ふと、テオ・アンゲロプロス監督の 「霧の中の風景」 を思い出しました。
ひとつのカットでカメラ固定のまま30分近く動かない。でもその間に、人生の区切りと家族のドラマがあって、ひとつの命の終わりがあって、それを傍観する旅人の姿がある。
今敏監督の作品を思い出す時、リアルな時間を体感させる余韻があったなぁ……と。それは小手先の技術や物まねではなくて、監督自身の、にじみ出る想いが形になったからこそ現れた映像なのでしょうね。

決して万人ウケはしなかったと思うけれど、やっぱり、凄く好きだったんですね、私。(笑)


昼過ぎ、写真館の先輩の、個展作品に添える手書きメッセージを届けてきました。
本当にステキな写真で、モデルになったお子様本人も大喜び。たいして立派な文章じゃないけれど、想いを形にできる、そんな機会を与えてもらえるのは嬉しいです。
そのまま公園行く前に寝ちゃったから帰ってきたけれど、起きたらまた散歩に行こう。
小さなカメラを持って、こんな他愛ない瞬間も、いつか小説に活かせるように。
今日一日を大切に過ごしていこう。
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