朝5時半、気温2度。仕事を切り上げた帰り道、遠い地平線から昇った太陽を背に帰ってきました。
朝の光をイメージする時、たいていは薄紅だったり、白金のような熱の無い柔らかな光をイメージするのですが、今朝の陽は色にするならゴールド。熱を感じさせる程ではなくとも、切り立った岩山のようにそびえる高層ビルを金に染めて、まるで見慣れない異国の街を走っているようでした。
山々を染める残雪。車通りはなく、まだ明け切らない西の空は蒼く、鳥の影がビルの谷間を渡っていく。
目覚めの時ではなく、眠りの時でもない。
時を止め、否、「今」 という時の中だけに存在する世界。
そこには確かに人々の営みが刻まれていると言うのに、目の前に広がるのは 「人の暮らしがあった」 という記憶だけが、金色の映像となって夜のスクリーンに浮かび上がっているような、そんな感覚でした。
――― なんて、本当は言葉がなかなか浮かばずにいて、「言葉にできない」 と言うのは悔しいと思いながら、必死に目の前の情景を記憶しようと車のハンドルを握っていたのでした。このページを、見に来て応援のメッセージを下さる方に、今日のことをと伝えたいと思いながら。
久々に enya を取り出して聴きながら帰ってきたよ。
出社まで2時間あまりだけれど、満足して眠れそうです。
おやすみなさい。
朝の光をイメージする時、たいていは薄紅だったり、白金のような熱の無い柔らかな光をイメージするのですが、今朝の陽は色にするならゴールド。熱を感じさせる程ではなくとも、切り立った岩山のようにそびえる高層ビルを金に染めて、まるで見慣れない異国の街を走っているようでした。
山々を染める残雪。車通りはなく、まだ明け切らない西の空は蒼く、鳥の影がビルの谷間を渡っていく。
目覚めの時ではなく、眠りの時でもない。
時を止め、否、「今」 という時の中だけに存在する世界。
そこには確かに人々の営みが刻まれていると言うのに、目の前に広がるのは 「人の暮らしがあった」 という記憶だけが、金色の映像となって夜のスクリーンに浮かび上がっているような、そんな感覚でした。
――― なんて、本当は言葉がなかなか浮かばずにいて、「言葉にできない」 と言うのは悔しいと思いながら、必死に目の前の情景を記憶しようと車のハンドルを握っていたのでした。このページを、見に来て応援のメッセージを下さる方に、今日のことをと伝えたいと思いながら。
久々に enya を取り出して聴きながら帰ってきたよ。
出社まで2時間あまりだけれど、満足して眠れそうです。
おやすみなさい。
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