家の顔

今日も朝からどんより。ぐずぐず大怪獣を抱っこしながら、降りそうで降らない空に洗濯のタイミングもつかめず、夕方近くに開き直って散歩に出ました。家にこもってばかりはダメですね（笑）

犬でも飼っていたら違うのでしょうが、子供の頃から住んでいたわけじゃないと、決まった道を行き来するばかりになってしまいますの。目的にまっしぐら、もいいけれど、ただ初夏の庭先なんぞを眺めながらぶらぶら歩いていると、ふと、不思議な感覚を覚えました。
こう……立ち並ぶ家の雰囲気がね、無表情だったり他人行儀だったり、かと思うと丁寧な佇まいがあったりドラマチックな気配が漂っていたり。庭や玄関先の手入れが行き届いているというかそういうだけじゃなく、窓辺の明るさや道路から玄関先までの光と影の入り具合とか、土と緑の濃さとか。
そういういろんなものがかもし出す家の顔を感じるだけで、そこでの暮らしぶりがイメージできる感覚にわきわきしてしまいました。

生き方が姿に表れるように、そこに住む人の暮らしぶりも家に現れるのかな……と、思う発見のあったお散歩なのでした。