チャンネルを変えたら 「世界の果ての日本人! ここが私の理想郷」 という番組をやっていました。
既に30分ほど経っていたので最初の方の紹介は終わってしまっていたけれど、一見、不便と思えるような土地に移住しながら、自由を満喫している暮らしぶりがすごいなーっと。
アルゼンチンで自然農法をしているご夫婦。
粘土質の土ダンゴにてきとーに種を混ぜ込んで、てきとーにその辺に放り投げて、水もあげなければ雑草も刈らない。自然に芽が出て実った植物だけを収穫して暮らすと言う。
本人達は畑とい言うけど、どう見ても雑木林。というか原生林。すごいよ、もう……その暮らしぶりだけじゃなく、組織の中でガチガチになった日本人には信じられないほどの非効率さといいかげんさ。もちろん電気も水道もなし。薪ストーブの火を熾す時は火打石。上手いんだこれが。(笑)
見事なまでに自然と共存しまくっている姿を見て、好きじゃないとできないねー、と思いつつそれを望んで実行してしまう人がいることにわくわくしてしまいました。
そしてアラスカでオーロラを見て過ごすために移り住んでしまったご一家。
軟弱者の私としては、気温がマイナスになっただけで家にいよう……とか思う中、寒い時には-55℃になるような土地での暮らしは想像できないですよ。
もちろん上下水道も無く電気も通っていない、近くの水汲みやゴミ捨て場すら車で片道数十分。
でも、自宅の窓からオーロラを眺めて暮らしたい! という夢を叶えるために、極寒の地で楽しく暮らしている一家はやっぱり見ていてすごいなーっと。
もちろん楽しいことばかりじゃないでしょうね。病気や怪我の時もあるだろうし。
それでも自分達が幸せに暮らせる場所を追求できてしまう、気持ちの自由さと柔軟さが、観ていていいなーと思う、番組だったのでした。