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生存報告になりつつ、Photoとか読書メモとか日々のこと。
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冴木忍著の全9巻シリーズ、読み終わりました。
1巻毎、というよりシリーズ全体を通してこそ深みのある作品だと感じたので、全巻読み終えてからの読書めもです。休み休みだったせいか、年末頃からずっと読み進めていて、えらく時間がかかってしまいましたよ。
内容は読みにくかったり、難しかったり、していたわけではないのですけれど。最近は重い作風の著書や映像を見ることが多かったせいか、物語前半の明るさに、少し面食らっていた部分があったのかも知れません。
王子の置かれた苦難の状況は、決して「軽い」わけではないのですが、王子自身の性格と周りのキャラクターのノリを見ていると、「いいのか !? そんなに軽くて!」な感じで、違和感があったのかも……。
結局は、そのキャラの振る舞いを含めたすべてが、伏線だったんですけれどね!
徐々に加速して、ラスト3巻は二日で読み倒したような気がします(笑)

簡単なあらすじとしては――、魔物が跋扈する世界の中でも平和な国に生まれた王子カイルロッドが、ある日城を抜け出し下町で一夜を過ごした夜明け、突然に街の人が石化してしまっていた! 無事だったのは王子と、王子と一緒に酒を飲んでいた魔女見習いのミランシャ、そしてがさつな傭兵ふうの剣士イルダーナフ。
人々を石にした犯人が魔道士ムルトと知った一行は、呪いを解くため魔道士を倒す旅に出る――。
というわけで、過酷な珍道中が始まるのですよ。ちなみに「卵王子」とは、卵から生まれた王子という曰くありげな出生からついたあだ名(?)だったりします。

シリーズを通して、どんなアプローチで始めると読者が入り込みやすいのかなぁ……、キャラの位置や役割、テンポというのを反芻しながら読んでいたように思います。それと伏線の重要さね。
またしばらく経ったら、もう一度読み直してみると楽しいだろうなぁ、思いましたですよ。
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