午後から友人と、学生時代の先輩の個展を観に行ってきました。久々の油絵の具の匂い。
こう、柔らかな線を浮かび上がらせる白、青、淡い黄や萌える薄緑。流れる氷であったり、日の位置が変わる。果てしない地平線をイメージさせる、幾筋の線の抽象画。学生時代から変わらない優しいタッチで、丁寧に丁寧に描かれているのをみると、ふっ……と息が零れる感じでした。
それでも鑑賞に来てくださった先生のアドバイスをさり気なく横で聞いていると、淡雪のような白の使いが粉っぽい画があると指摘してくださっていたり、また逆にしっとりとなじんでいると教えてくださったり。先輩も、悩み迷いながら描いた時の画は、色が濁っていると言っていた。深みがあると感じていた、なるほど、創るものは気持ちを映すものだと。
偶然にも一年半あまりかけて書いた連載が完成して、改めて読み直した今朝、自分の文も同じように感じました。
悩み迷う時もあるだろうけれど、それを自覚して書くか書かないか。丁寧に向き合ったなら、それはそれでまたひとつのかたちになるのだと思うのでした。
こう、柔らかな線を浮かび上がらせる白、青、淡い黄や萌える薄緑。流れる氷であったり、日の位置が変わる。果てしない地平線をイメージさせる、幾筋の線の抽象画。学生時代から変わらない優しいタッチで、丁寧に丁寧に描かれているのをみると、ふっ……と息が零れる感じでした。
それでも鑑賞に来てくださった先生のアドバイスをさり気なく横で聞いていると、淡雪のような白の使いが粉っぽい画があると指摘してくださっていたり、また逆にしっとりとなじんでいると教えてくださったり。先輩も、悩み迷いながら描いた時の画は、色が濁っていると言っていた。深みがあると感じていた、なるほど、創るものは気持ちを映すものだと。
偶然にも一年半あまりかけて書いた連載が完成して、改めて読み直した今朝、自分の文も同じように感じました。
悩み迷う時もあるだろうけれど、それを自覚して書くか書かないか。丁寧に向き合ったなら、それはそれでまたひとつのかたちになるのだと思うのでした。
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